HOT NEWS!PartV

代々木ゼミナール講師
 高木先生のコーナーが大好評につき
 『ステラ』でも続編で一の谷・壇ノ浦を視察


先生の好きな神戸一の谷にも行きました


【神戸発=2005年5月17日】2005年度のNHK大河ドラマ「義経」に関連する著書『義経新詳解事典』(学習研究社)『源義経99の謎と真相』(二見書房)を刊行し、ますますマスコミにひっぱりダコの高木先生。4月16日(土)には読売テレビバラエティー番組『どろんぱ』にも出演されました。地域限定の番組だったため、関東や他の地域では見られず、多くのファンは非常に残念がっていました(後日、再放送もあったようです)。そしてNHKウィークリー『ステラ』でも先生のコーナーが好評で、続編の依頼があり、兵庫県神戸市・一の谷と山口県下関市・壇ノ浦を現地取材することになりました。第1弾は一の谷合戦の鵯越の逆落としを放映する7/15号の取材です。当社は直接関わっていませんが、以前に取材した場所でもあり、高木先生に史跡のポイントなどのアドバイスを求められました。取材は源平合戦ゆかりの生田神社、明泉寺、須磨寺をはじめ、福原京にまつわる平清盛の遺跡などを廻りました。


急な坂道でも苦にしない先生

そしていよいよ逆落としの現場へ向かいます。実は義経が駆け降りたという急峻な断崖の正確な場所は分かっていません。先生はそれを体感できる場所として「ひよどり展望公園」を案内しました。展望台まではけっこうな坂道が続きますが、数々の現地調査を行い、若い生徒と相手に授業をする先生の体力はまだ20代。あまりのスピードに同行する取材者も戸惑の色が隠せません。展望台からは合戦の舞台が一望でき、先生の好きな義経のセリフ「くは落とせ(そら降りろの意)。義経を手本にせよ」(『平家物語』)が今にも喉から飛び出しそうでした。


平家最後の舞台壇ノ浦へ

【下関発=2005年5月27日】そして10日後、広島校で授業を終えた先生が下関へ向かいました。その様子は平家最後の壇ノ浦合戦が放映される9/9号で紹介されています。壇ノ浦のあった関門海峡は最も狭いところで700mしかなく、関門大橋や関門トンネルなどで本州と九州を結んでいます。でもやはり義経の「八艘跳び」で有名な海戦を体感できるのは、やはり船旅しかありません。門司港桟橋から下関唐戸桟橋を結ぶ連絡船も頻繁に出ていますが、今回は壇ノ浦古戦場をめぐる遊覧船に乗りました。船は合戦の前に源氏軍が集結したといわれる満珠・干珠島へ向かいます。途中、安徳帝を祭神とする赤間神宮を眺めながら関門大橋の下をくぐり、満珠・干珠島に近づいたところで反転。航路を西に平家の拠点であった彦島へ向かい、ちょうど源氏方の船の動きが再現されています。平家の敗因は潮流の反転が源氏方に有利にはたらいたという話が一般的ですが、実際は義経が相手の軍船を自由を奪うため、非戦闘員の水夫梶取を狙ったといういわば「ルール違反」が真相に近いようです。


遊覧船で潮風にあたる先生

約1時間の船旅のあと、再び門司桟橋に戻り、和布利(めかり)神社に寄ったあと、いよいよ関門海底トンネルの人道を歩きます。ここは関門海峡の真下、途中には福岡と山口の県境の表示もあります。安徳天皇や二位尼、そして三種の神器の剣とともに眠る関門海峡の海底。源平合戦への思いはフィールドワークでしか体感できません。下関で地上に出たあとは、みもすそ川公園や火の山展望台など源平ゆかりの地を散策しました。



『NHKウイークリーステラ 7/15号』(NHKサービスセンター)
B5判 240円 雑誌23303−7/15 2005年7月6日発売
『NHKウイークリーステラ 9/9号』(NHKサービスセンター)
B5判 240円 雑誌23302−9/9 2005年8月31日発売

毎週、NHKの番組を紹介するテレビ&ラジオガイドです。
 NHK大河ドラマ「義経」もいよいよ佳境に入ってきたという感じで、タッキーの表情もそれなりに義経らしくなってきました。でも壇ノ浦で平家を滅ぼし絶頂だった義経も、兄頼朝との対立でこの先悲劇への階梯をのぼってゆくことになります。昭和39年放映の大河ドラマ『義経』のときも、「義経を殺さないで!」という手紙が殺到しましたが、タッキー義経の動向も見逃せません。次の舞台は逃避行を経て平泉。先生は2004年3月に『義経新詳解事典』(学習研究社)の取材で平泉を探訪していますが、「チャンスがあればまた行きたい」と申しておりました。『ステラ』の続々編も期待したいですね。

今回は義経三大合戦のうち高木先生による屋島がレポートできなかったため、おまけのページとして屋島の裏話をもうけました。興味のある人はこちらへお進みください。おまけの屋島特集ページへYashima

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