宮本武蔵を旅する 〜みにがいど〜

Musashi 『宮本武蔵を旅する』
(イカロス出版)

A5判 149P 1361円 ISBN4-87149-447-0

宮本武蔵の生誕地・岡山県大原町から臨終の地・熊本市武蔵塚まで、62年の生涯を追い、ゆかりの地をクローズアップ。400年前に武蔵が見たであろう風景を思い浮かべながら、各地の史跡をはじめ、観光スポット、グルメ、おみやげ、イベント、最新情報 を満載。歴史と旅が同時に楽しめる!

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ここでは本書のごく一部を紹介!詳しくは買って読んでのお楽しみに!!

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第1部 武蔵初陣の章 1584〜1601年 武蔵生誕〜18歳
すべての始発駅となる剣聖武蔵誕生の地
岡山県大原町

岡山と兵庫の県境にひっそりと佇む山間の町。宮本武蔵はここで生まれ育った。雄大な山並みに抱かれ、ゆるやかに流れる町の歴史に思いを馳せれば、幼い武蔵の見た風景が眼前に広がるだろう。

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お通・武蔵・又八像
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平田家(武蔵生家跡)
初めての決闘をした宿場町
兵庫県佐用町

江戸時代、因幡街道の宿場町として栄え、「星の都」と呼ばれるように、美しい星空と豊かな自然に恵まれている。現在は宿場町としての役割を終えたが、昔ながらの街並みを残している。

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武蔵・最初の決闘地
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佐用川の川端風景
武蔵の主君が築いた城下町
岡山県岡山市

黒塗りの岡山城とともに栄えた城下町。桃太郎のふるさととしても知られている。日本三名園として有名な後楽園や、竹久夢二ゆかりの美術館や博物館など、のどかな吉備路にも足を延ばしたい。

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岡山城と後楽園
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桃太郎の吉備津彦神社
武功を挙げた城攻めの前哨戦
京都府京都市伏見区

太閤秀吉が築いた伏見城の城下町。豊かな地下水に恵まれ、酒処としても知られる。 濠川沿いに並ぶ酒蔵、十石船で楽しむ船旅。そして絢爛豪華な伏見城こそ、武蔵が戦陣で初手柄を立てた場所である。

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伏見桃山城
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坂本龍馬ゆかりの寺田屋旅館
初陣を飾った天下分け目の地
岐阜県関ヶ原町

日本のほぼ中央に位置する岐阜県関ヶ原町。北を伊吹山脈、南を鈴鹿山脈に囲まれた地で、1600年、天下分け目の合戦が繰り広げられた。町全体が古戦場ともいえるが、武蔵もこの広大な山野を駆け巡って戦ったのだ。

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関ヶ原古戦場・決戦地
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関ヶ原マーブルクラフト
立身出世を賭けた黒田氏の城下町
大分県中津市

古くから奥平10万石の城下町として知られるが、いまではすっかり1万円札の肖像、福沢諭吉の故郷として有名である。武蔵の養父・新免無二斎は中津に移住し、ここで生涯を終えたとも伝えられている。

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中津城
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第2部 武蔵決闘の章 1601〜1612年 武蔵18〜29歳
天下に剣名を轟かせた一乗寺下り松
京都府京都市左京区/北区/東山区

平安遷都から明治に至るまで、1200年も日本の中心だった京都。武蔵が吉岡一門と三度の対決をしたのは、上品蓮台寺、三十三間堂、一乗寺下り松と市内に広がっている。

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一乗寺下り松
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八大神社の武蔵像
剣豪を生み出した柳生の庄
奈良県奈良市柳生の里

奈良市内でも柳生の里は、山深くにある。吉川英治の「宮本武蔵」や、昭和46年の大河ドラマ「春の坂道」で脚光を浴びたが、とくに観光開発されるでもなく、当時のままの面影を残す剣豪の里である。

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旧柳生藩家老屋敷
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柳生の里
二刀流開眼の地となった忍びの里
三重県上野市

伊賀忍びの里として知られる上野は、上野城を中心に栄えた小京都。俳聖・松尾芭蕉の生誕地としても知られ市内各所に芭蕉の句と投句箱が設置されている。旅の思い出に一句詠んでみては?

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伊賀上野城
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伊賀流忍者屋敷
町割と瞑想にふけったあすなろの城下町
広島県福山市

駅に降り立つとすぐに目を引くのが福山城。江戸時代に水野勝成が築いた城下町で、武蔵が町づくりに関与していたことは、あまり知られていない。現在は薔薇が咲き乱れる美しい町である。

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福山城
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鞆の浦
武蔵のライバル・小次郎の故郷
福井県福井市/今立町/山口県岩国市

武蔵最大の宿敵、佐々木小次郎もまた、その生涯は謎に包まれている。出生地についても諸説いろいろだが、ゆかりの深い福井県と山口県から、小次郎にまつわる史跡やおみやげを紹介。

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小次郎の里ファミリーパーク
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一乗寺朝倉遺跡の復元町並
一世一代の決闘の舞台・関門海峡の港町
山口県下関市

下関は幾度も歴史の舞台となった街だ。神功天皇から始まり、源平壇ノ浦合戦や、下関戦争などが繰り広げられた。武蔵VS小次郎の巌流島もここにはあるが、明治以降は大陸の玄関口となって繁栄した。

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巌流島・白浜の決闘地
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海響館
第3部 武蔵放浪の章 1612〜1634年 武蔵29〜51歳
江戸下向と法典ヶ原の開墾
東京都江東区/千葉県市川市/船橋市

かつては江戸と呼ばれ、幕府が開かれてから急速に発展した日本の首都である。武蔵は巌流島の戦いのあと、剃髪出家し、法典ヶ原の開墾を志す。吉川英治の小説では、伊織と出会い、ともに開墾に従事している。

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皇居桔梗堀と辰巳櫓
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徳願寺
戦乱の終わりを告げる大坂の陣
大阪府大阪市

古代の王城の地であった大阪は、“大化の改新”など、常に歴史の舞台となった。戦国時代、豊臣秀吉の築いた大阪城の城下町として、発展を遂げた後も西日本の政治・経済の中心地である。

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武蔵が逗留した二つの城下町
兵庫県龍野市/姫路市

龍野には武蔵が道場を開いた園光寺があり、龍野城を中心に栄えた城下町である。吉川英治の小説では、沢庵の詭計にかかって姫路城天守閣に幽閉されてしまう武蔵だが、その“開かずの間”も例年5月5日までは公開中だ。

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武蔵が道場を開いた円光寺
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姫路城
もうひとつの故郷と武蔵がつくった町と庭
兵庫県高砂市/明石市

岡山県大原町と並ぶ生誕地候補、高砂市、JR宝殿駅付近には武蔵ゆかりの史跡が…。そして武蔵が町割りをしたといわれる明石市、庭園と旧き町並みを楽しみながら、武蔵の足跡を辿ってみよう。

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高砂市・西光寺の庭園
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明石城
武蔵修行伝説の残る山峡の町
岐阜県八百津町

木曽川の流れに沿って育まれた山峡の町、愚道国師を慕って八百津を訪れた武蔵は、 大仙寺、正伝寺という二つの寺で禅の修行。荒川の上流では滝に打たれて修行したという。ハイキングコースで武蔵と一緒に修行しよう。

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大仙寺・武蔵の座禅石
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武蔵が修行した五宝の滝
円明流を広めた尾張徳川のお膝元
愛知県名古屋市

名古屋のシンボルといえば金鯱輝く名古屋城。尾張徳川家への仕官をめざして名古屋へ。望みは叶わなかったが武蔵は3年ほど滞在し、円明流の剣法を名古屋に広めた。中庸を行く緩やかな雰囲気を楽しもう。

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新福寺・新免政名之碑
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レトロな街並、大須商店街
第4部 武蔵安住の章 1634〜1645年 武蔵51〜62歳臨終
伊織と移り住んだ城下町
福岡県北九州市

古くから大陸貿易の拠点として繁栄した門司。明治・大正ロマンの薫りに包まれながら、さらに進めば北九州の中心地は小倉。武蔵をはじめ、多くの文化人とゆかりのある、旧き城下町を散策しよう。

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小倉城庭園と小倉城
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佐々木小次郎の碑
一揆の拠点となった半島の漁師町
長崎県南有馬町

島原半島の先端近くに位置し、開放感溢れる有明海に面した南有馬町。370年前に起こったキリシタンの蜂起は、籠城者皆殺しという悲劇の舞台。美しい自然が貴方を癒してくれる。

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原城跡
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原城一揆まつり
剣禅一如の境地を悟った肥後の城下町
熊本県熊本市

“火の国”と呼ばれ、九州の中央部に位置し、自然の豊かさ、歴史・文化の奥深さに溢れている。旅で綴られた生涯の最期をここで迎えた武蔵。英語教師として4年の歳月を過ごした夏目漱石。先人がこの地に遺した足跡は数知れない。

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武蔵が出仕した熊本城
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五輪書を執筆した霊巌洞
番外・武蔵ブームの先駆け 文豪吉川英治の愛した梅の里
東京都青梅市

関東一の梅の里と名高い吉野梅郷。「宮本武蔵」を書いた吉川英治は、大戦中の昭和19年から9年間をここで過ごした。現在は旧吉川邸に記念館もつくられ、今なお、愛読者たちの来訪が後をたたない。

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吉川英治記念館
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青梅の楓橋
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