長良川鉄道全線全駅の旅 〜全駅徹底ガイド(完全保存版)〜
美濃加茂市 | 駅名標およびタイトルをクリックすると周辺MAPにとびます | |
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![]() 開業:大正10年(1921)11月12日 0.0q(美濃太田起点)/海抜:66m 起点駅でJR高山本線・太多線に接続する交通の要衝です。1998年の橋上駅舎化に伴い、改札もJRと分離されました。南口には観光案内所があります。ホームへの階段は沿線PRや作品発表のギャラリーに使われています。 |
![]() 観光列車「ながら」 |
![]() 太田宿旧脇本陣林家住宅 |
![]() 開業:昭和61年(1986)12月11日 美濃太田起点:1.7q/海抜:76m 市営では最大の規模を誇る前平公園の下車駅で、周辺の宅地開発も進んでいます。駅東側で市の花であるアジサイ(見頃は6月上旬)とヒガンバナ(見頃は10月上旬)の植栽を始め、現在では撮影名所にもなっています。 |
![]() ヒガンバナ |
![]() ヤマザキマザック工作機械博物館 |
![]() 開業:昭和27年(1952)12月26日 美濃太田起点:3.7q/海抜:77m 水源を持たない原野だったので、新田開発に伴い、多くのため池が作られました。現存する池は「かもの町池ものがたり周遊ウォーキング」のコースになっています。ホーム東側に桜の大木があって開花期は絶景となります。 |
![]() 桜と列車 |
![]() 今泉池 |
富加町 | 駅名標およびタイトルをクリックすると周辺MAPにとびます | |
![]() 開業:大正12年(1923)10月5日 美濃太田起点:5.9q/海抜:68m 富加町の玄関にあたり、「観光列車ながら」最初の停車駅です。第三セクター後に交換設備が復活し、列車交換も頻繁に行われています。現在は窓口業務を休止してますが、スタンプや硬券入場券は本社の関駅で入手できます。 |
![]() 桜の下りホーム |
富加オプション加治田宿 富加町最大の見どころですが、駅から清水寺まで徒歩1時間。松井屋酒造資料館や龍福寺などの古刹もあって散策におすすめ。関駅からのレンタサイクルや美濃太田駅から「あい愛バス」でアクセスする裏技も。 |
関市 | 駅名標およびタイトルをクリックすると周辺MAPにとびます | |
![]() 開業:昭和61年(1986)12月11日 美濃太田起点:8.2q/海抜:59m 津保川を渡って関市に入ります。第三セクター転換時の新設駅ですが、1954年まで存在した旧村名です。ホームには富岡育成協議会によって花壇が整備され、四季折々の花が楽しめます。出口は東西両側から降りられる構造です。 |
![]() ホームと花壇 |
![]() ナイフ博物館 |
![]() 開業:昭和27年(1952)12月26日 美濃太田起点:9.7q/海抜:54m 2013年8月に旧駅舎跡地に『ローソン長良川鉄道関口駅店』がオープン。店の外壁には開業時の車両ナガラ1型も描かれ、ローカル駅再建のモデルとなり、利用客にも好評です。学生が多くホームの待合室も広くとられています。 |
![]() 公園の桜が借景 |
![]() 駅舎が『ローソン』! |
![]() 開業:昭和61年(1986)12月11日 美濃太田起点:11.2q/海抜:53m 2021年に地域交流施設と岐阜関刃物会館の複合施設『せきてらす』がオープンしたので、2022年3月に「刃物会館前」から駅名改称されました。駅へ向かう通路やホーム脇にアジサイが植栽されていて、梅雨時に彩りを添えます。 |
![]() アジサイの名所 |
![]() 関鍛冶伝承館 |
![]() 開業:大正12年(1923)10月5日 美濃太田起点:12.0q/海抜:57m 本社と車庫が置かれる関市の中心駅。2014年4月に西口に関シティターミナルが完成し、バス乗り場も集約されました。駅舎内に2019年4月から供用開始したNゲージの巨大ジオラマもあり、4〜11月の土休日に運営されます。 |
![]() 列車交換 |
関オプション小瀬・池尻 長良川鵜飼でもうひとつ忘れてならないのが関の小瀬鵜飼。関からバスでアクセスでき、周辺には弥勒寺や弥勒寺遺跡、関市円空館、円空入定塚などもあり、鵜飼だけで終わるのはあまりにも惜しいエリアです。 |
![]() 開業:平成11年(1999)4月1日 美濃太田起点:13.0q/海抜:60m 1999年の名鉄美濃町線並行区間の廃止に伴い、代替駅として新設開業しました。関市役所前の最寄駅で、市役所7階には関市立篠田桃紅美術空間があったのですが、残念ながら2024年3月をもって閉館となってしまいました。 |
![]() 簡素な片面ホーム |
![]() 7階建の関市役所 |
![]() 開業:昭和61年(1986)12月11日 美濃太田起点:14.6q/海抜:66m 開業時の駅名は中濃西高前でしたが、2006年4月に改称されました。下有知は1951年に関市に編入される前の旧村名です。駅両脇の桜並木は地元の方が管理して見事に育ち、開花期は桜のトンネルを抜ける列車を撮ろうと賑わいます。 |
![]() 桜のトンネル |
![]() 神光寺 |
美濃市 | 駅名標およびタイトルをクリックすると周辺MAPにとびます | |
![]() 開業:平成11年(1999)4月1日 美濃太田起点:16.1q/海抜:79m 名鉄美濃町線の廃止に伴い、新設された代替駅で、名鉄の松森駅は西へ250mほど行ったところにあり、現在も駅跡が残っています。西側は東海北陸自動車美濃ICや国道・県道が結節することから、大型商業施設が集まっています。 |
![]() 買い物にも便利 |
![]() 長徳院 |
![]() 開業:大正12年(1923)10月5日 美濃太田起点:17.7q/海抜:92m 市の中心駅ですが、市街から少し離れた山側に位置します。島式ホームが駅舎より高い場所にあり、北側に貨物側線が残され、車両が留置されています。駅舎およびホーム・待合室は、2013年に国の登録有形文化財に選定されました。 |
![]() 島式ホーム |
![]() 旧名鉄美濃駅 |
![]() 開業:昭和62年(1987)9月21日 美濃太田起点:18.8q/海抜:100m 西隣に武義高校があって学生の利用が多いですが、うだつの町並み通りや小倉公園、美濃橋などへは美濃市よりも当駅のほうが近くなります。なので美濃市から梅山までは一方通行で散策したほうが便利な場合もあります。 |
![]() 通学客で賑わう |
![]() うだつの町並み |
![]() 開業:大正15年(1926)7月15日 美濃太田起点:22.3q/海抜:83m 当駅折り返しの列車も数本設定されています。地元の方によって構内が四季折々の花で彩られ、線路反対側には藤棚もあり、GW付近が見頃です。かつて湯治場として賑わった湯の洞温泉は湯本館(徒歩17分)のみ現存しています。 |
![]() 藤棚と列車 |
![]() 石の湯湯本館 |
![]() 開業:昭和32年(1957)4月1日 美濃太田起点:24.7q/海抜:99m 白山信仰・洲原神社の最寄駅です。赤い洲原橋を渡った長良川対岸に洲原ひまわりの里があって四季の花々が彩り、インスタ映えを狙う客で賑わいます。端午の節句に長良川に鯉のぼりが流され、風に吹かれて川を泳ぐ姿は圧巻です。 |
![]() 鯉のぼりと列車 |
![]() 洲原ひまわりの里 |
郡上市(旧美並村) | 駅名標およびタイトルをクリックすると周辺MAPにとびます | |
![]() 開業:昭和2年(1927)4月10日 美濃太田起点:26.1q/海抜:113m 当駅から郡上市に入ります。有人駅時代は側線や引込線があり、線路の曲線や貨物ホームに痕跡が確認できます。駅舎は早々に解体されましたが、ホーム中央にある待合室が信号扱所の名残りです。駅前の『こなもんや』も人気。 |
![]() 雪化粧の駅 |
![]() こなもんや |
![]() 開業:昭和61年(1986)12月11日 美濃太田起点:27.3q/海抜:114m 第三セクター転換時に新設された駅で、木尾駅としては2代目になります。ホームの両側に出入口があり、東側に国道156号線が並行していますが、東側を迂回しないと出られません。『道の駅美並』にトイレがあり、徒歩8分です。 |
![]() 国道に並行 |
![]() 道の駅美並 |
![]() 開業:昭和27年(1952)7月1日 美濃太田起点:29.4q/海抜:126m 元は「半在(はんざい)」でしたが、語呂が悪いので2006年に改称されました。至近の八坂神社に由来します。1993年に人口重心地になったことを記念し、「日本まん真ん中の駅」の看板が設置されましたが、重心地はその後は関市へ。 |
![]() 国道から見下ろす |
![]() 八坂神社 |
![]() 開業:平成14年(2002)4月4日 美濃太田起点:30.6q/海抜:132m 2002年に開業した温泉駅で、これまで鉄道利用者は割引の恩恵が受けられて好評でしたが、2024年9月29日をもって休館に。その後新しい引受先が決まり、再開準備が進められています。温泉名の由来となった子安神社も近いです。 |
![]() アジサイが彩る |
![]() 子宝温泉(休館中) |
![]() 開業:昭和2年(1927)10月9日 美濃太田起点:31.8q/海抜:134m 美濃市〜郡上八幡間では唯一の列車交換駅のため、2016年4月から運転開始した観光列車「ながら」1・2号は当駅で数分運転停車します。「ながら」運転日の9〜12時は職員が配置され、郡上八幡駅から移転した『ふるさと鉄道館』も開放されています。 |
![]() 観光列車「ながら」 |
![]() 桂昌寺ぼたん園 |
![]() 開業:昭和27年(1927)7月1日 美濃太田起点:32.9q/海抜:136m ホーム中央に広い待合室があり、地元の方のギャラリーも設けられ、清掃も行き届いています。病院や郵便局も近くにあって利用客は多く、2023年11月、駅に隣接して『ローソン』郡上美並町店がオープンして便利になりました。 |
![]() パーシモン美濃里号 |
![]() 福野坂桜並木 |
![]() 開業:昭和3年(1928)5月6日 美濃太田起点:34.8q/海抜:157m 駅舎に『丸通工芸』が入った委託駅で、平日8時30分〜17時に営業。2018年2月からヤマト運輸との客貨混載運用も開始し、1日下り1本(平日)関駅で積まれた荷物が当駅で降ろされます。レンタサイクルも無料で行っています。 |
![]() ヤマト塗装車 |
美並苅安オプション円空街道 粥川が長良川に合流する地点から粥川谷を遡り、星宮神社を経て矢納ヶ淵までの約4.3qのコースです。徒歩だと粥川合流地から約1時間要しますが、美並苅安駅に無料レンタサイクルがあります。 |
![]() 開業:昭和27年(1952)7月1日 美濃太田起点:36.3q/海抜:157m 長良川が蛇行して第三と第四の長良川橋りょうの間にあり、河岸段丘によって駅は集落よりも低い場所に位置し、秘境駅の雰囲気が漂います。駅前に1日1組限定の民宿『やいち』があって汽車旅での宿泊が多く、評判になっています。 |
![]() 第三長良川橋りょう |
![]() 第四長良川橋りょう |
![]() 開業:昭和3年(1928)5月6日 美濃太田起点:38.5q/海抜:164m かつては急行停車駅で列車交換も行われましたが、現在は棒線化されてます。喫茶店だった開業当初の駅舎が現存し、信号梃子跡や貨物ホームおよび引込線、井戸跡も残ります。以前は日曜に「ふかど駅朝市」が行われてました。 |
![]() 桜と列車 |
![]() 国道156号線桜並木 |
郡上市(旧八幡町) | 駅名標およびタイトルをクリックすると周辺MAPにとびます | |
![]() 開業:昭和4年(1929)12月8日 美濃太田起点:43.0q/海抜:196m 第三セクター転換時に改称され、五十音順の索引で最初に来る駅です。1995年8月に簡易駅舎に建て替えられました。ライトノベル『のうりん』でも本駅をモデルとした「愛生駅」が登場。駅前に立ちはだかる桜の大木が春を彩ります。 |
![]() 駅前桜と列車 |
![]() 亀尾島川橋りょう |
![]() 開業:昭和4年(1929)12月8日 美濃太田起点:46.9q/海抜:209m 郡上市の代表駅。2015年に駅舎本屋などの建造物が国の登録有形文化財として登録。2017年4月に駅舎が開業時の外観に復元し、同時にカフェや観光案内所も開設されました。市街へはまめバスが出てすが、歩いても15分程度。 |
![]() 郡上八幡駅舎 |
郡上八幡オプション安久田 距離的には相生のほうが近いのですが、郡上八幡駅から八幡観光バスが出ていて便利です。便数は少ないのですが秘境感あふれ、大滝鍾乳洞や縄文洞、あくだ渓流苑など観光産業も盛んに行われています。 |
![]() 開業:昭和61年(1986)12月11日 美濃太田起点:50.9q/海抜:233m 北濃寄りに出入口があり、駅前の公園に公衆トイレがあります。対岸の郡上八幡自然園(子どもキャンプ場)ばかりでなく、『ヒートバルーン物語 昇竜会場』や『料理旅館清竜』『金松館』のある場皿公園へもアクセスが便利です。 |
![]() メタセコイアと南天 |
![]() 『料理旅館清竜』鰻丼 |
郡上市(旧大和町) | 駅名標およびタイトルをクリックすると周辺MAPにとびます | |
![]() 開業:昭和7年(1932)7月9日 美濃太田起点:54.0q/海抜:254m 開設時の旧村名にちなんでます。駅前後で線路が湾曲しているように貨物側線の痕跡や引込線がみられ、有人時代の様子がうかがえます。南端を高速道路が交差していますが、桜の撮影地でも知られ、晴天なら白山連峰が望めます。 |
![]() 桜並木と白山連峰 |
![]() 口神路白山神社 |
![]() 開業:昭和30年(1955)3月1日 美濃太田起点:55.9q/海抜:272m 国鉄時代はホームだけでしたが、第三セクター化後に立派な駅舎風の待合室とトイレが設けられ、駐輪場も広くとられています。旧大和町役場や大型商業施設などが集まり、買い物やイベントなどで利用する客も多くいます。 |
![]() 駅舎と列車 |
![]() 東氏館跡庭園(国名勝) |
![]() 開業:昭和7年(1932)7月9日 美濃太田起点:57.3q/海抜:280m 第三セクター後に旧村名から旧大和町の中心駅として改称。ホームは交互に配置され、西側にも出入口が設けられています。両ホームを彩る桜が圧巻で、シーズン中は賑わいます。駅舎に喫茶が入り、地元憩いの場になっています。 |
![]() 桜とスイセン |
![]() やまと温泉足湯 |
![]() 開業:昭和30年(1955)3月1日 美濃太田起点:59.7q/海抜:304m 国鉄時の新設駅で、開設時は郡上郡弥富村でしたが、1897年までは万場村が存在していました。近くにあった大和第一北小学校は2024年に統合されて廃校となりましたので、郡上大和ほたるの里公園の施設管理も気がかりです。 |
![]() 旧小学校桜並木 |
![]() 万場梨 |
![]() 開業:昭和62年(1987)9月21日 美濃太田起点:61.1q/海抜:306m 第三セクター転換後の新設駅ですが、1875年まで上万場村が存在し、当地域への利便が図られました。駐輪場は線路の反対側にあります。ホーム中央に待合室があり、出入口は上り側に設けられています。駅手前が桜の撮影地です。 |
![]() 駅手前桜並木 |
![]() 熊野神社 |
郡上市(旧白鳥町) | 駅名標およびタイトルをクリックすると周辺MAPにとびます | |
![]() 開業:昭和8年(1933)7月5日 美濃太田起点:62.4q/海抜:326m 上り側にある貨物の引込線跡などに有人時代の名残りがみられます。駅舎は第三セクター転換後に寄進によって建て替えられ、トイレも設置。周辺名所の日本土鈴館は2021年閉館、西ヶ洞さくら公園は2024年閉園と寂しい限り。 |
![]() 雪の大中駅 |
![]() 第二上の保川橋りょう |
![]() 開業:昭和30年(1955)3月1日 美濃太田起点:64.3q/海抜:356m 国鉄時の新設駅ですが、1897年までは大島村が存在していました。コンパクトな駅舎があり、冬場は寒風をしのげるだけでもありがたい存在です。民家が密集する場所に立地していましたが、近年北側の建物が解体されました。 |
![]() 雪に埋もれた駅舎 |
![]() 美人の湯しらとり |
![]() 開業:昭和8年(1933)7月5日 美濃太田起点:66.1q/海抜:371m 旧白鳥町の代表駅で、かつては国鉄(JR)バスの拠点として賑わいを見せました。北濃駅まではスタフ閉塞式のため終日職員が配置され、タブレット受け渡しも見られます。駅前には白鳥おどりの像も立ち、商店街も広がっています。 |
![]() 桜ライトアップ |
![]() タブレット受渡 |
![]() 開業:昭和30年(1955)8月1日 美濃太田起点:69.6q/海抜:412m 元は二日町でしたが、1996年に白鳥高原スキー場の申請を受け改称。当駅近くからスキー場へのシャトルバスが運行されましたが、ほどなくして廃止されてしまい、看板偽り駅名になってしまいました。元に戻してほしいものです。 |
![]() 白鳥高原駅 |
![]() 清流ふれあいの道 |
![]() 開業:昭和63年(1988)8月6日 美濃太田起点:70.9q/海抜:430m 第三セクター転換後の新設駅で長瀧白山神社・白山長瀧寺の参道入口付近に設けられたので、参拝に大変便利になりました。付近には道の駅やあゆパーク、白山文化博物館、などもあり、白山文化の里の観光地として賑わいます。 |
![]() 参道に直結 |
![]() 長滝白山神社本殿 |
![]() 開業:昭和9年(1934)8月16日 美濃太田起点:72.1q/海抜:446m 長良川鉄道越美南線の終着駅で、駅名は当時の村名にちなんでいます。構内北側には蒸気機関車の向きを変える転車台が残っており、2005年国の登録有形文化財に登録されました。駅舎内で食堂『終着北濃駅』が営業しています。 |
![]() 転車台と列車 |
![]() 豪雪の北濃駅舎 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 駅や沿線施設のスタンプも集めよう | ||
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 硬券入場券や乗車券、記念きっぷも集めよう | ||
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